松阪工業高校・松阪北高校・三重工業學校私設校外集會室

西松二郎先生追遠碑

東川吉嗣


  母校、三重縣立松坂工業高等學校の正門を這入るとすぐ右手の庭に「西君追遠碑」が達磨石を添へて保存されてゐる。この碑は、元來、養泉寺に建てられた物で、後に母校に隣接する三重同工會館の前に移され更に母校前庭に移されたものである。碑文の表面は杉浦重剛の追悼文、裏面は養泉寺住職の水野良英による建碑の經緯である。
  表面の碑文については、かねてから紹介して來たが、平成十九年、正月に母校を訪れ、碑文の確認作業を行つた。表面はよく保存されてゐるが、裏面は、文字が細く、彫りも淺いのに加へ、苔が生えてきて、判讀出來ない部分もあつた。
  石碑の裏面の碑文の筆者、養泉寺の住職、水野良英について、往時の高僧傳の記事を轉載した。
杉浦重剛による『西君追遠碑』

           相  阪  假  則  出  惜  足  務  重  旦  官  君  及  農  京  學  大  /  長  小  君           
           識  士  之  人  於  哉  之  誘  縣  罷  餘  又  ヘ  科  /  助  學  入  崎  澤  名           
     明     之  人  以  稱  人  君  日  掖  技  官  君  /  授  大  山  ヘ  君  于  明  氏  松     西     
     治     久  追  年  爲  之  老  垂  無  /  之  助  受  ヘ  學  林  授  專  東  治  出  二     君     
     己     義  慕  則  絶  意  /  至  不  師  後  私  帝  導  助  學  轉  攻  京  之  冒  郎     追     
     酉     不  之  /  倫  表  練  而  到  三  助  立  國  之  ヘ  校  爲  地  開  初  西  號     遠     
     晩     可  餘  所  而  最  眞  爲  聞  重  舊  學  博  方  授  助  東  質  成  年  氏  芳     碑     
     春     辞  建  造  憂  善  摯  二  其  縣  友  校  物  得  兼  ヘ  京  學  學  來  以  菲           
  友        乃  碑  詣  世  狂  有  豎  風  立  之  之  館  宜  高  東  師  爲  校  學  /  山           
  人        叙  嘱  其  之  歌  膽  所  者  工  業  事  之  到  等  京  範  /  後  于  安  人           
  杉        君  文  豈  情  狂  識  犯  心  業  務  業  嘱  處  /  農  學  理  年  大  政  肥           
  浦        小  於  可  常  句  而  終  服  學  有  /  掌  生  師  林  校  學  及  阪  二  前           
  重        傳  余  測  溢  如  諧  到  /  校  年  斡  理  徒  範  學  ヘ  士  其  後  年  長           
  剛        云  余  乎  於  /  謔  不  焉  長  已  旋  金  皆  學  校  員  擧  改  出  五  崎           
  撰           /  今  言  其  諷  起  君  勵  而  頗  石  悦  校  ヘ  更  東  稱  于  月  人           
              与  茲  辞  劇  刺  眞  展  精  爲  勉  之  服  ヘ  授  爲  京  東  東  生  本           
              君  松  若  評  毎  可  驥  服  三  一  事  焉  諭  及  東  大  京  京  于  姓           
                                                                                   

     ノ  ヲ  ト  京  員  助  學  其  京     崎  西  肥              み  が   ┐ 剛  行  は  二        
     生  兼  爲  農  ト  ヘ  ヲ  ハ  ニ     ニ  氏  前              下  施  西  に  末  改  郎        
  君  徒  ヌ  ル  林  爲  授  專  東  出  明  生  ヲ  長  君     西     し  さ  松  よ  は  行  先  こ     
  ハ   `  ゜  ゜ 學  リ  ニ  攻  京  ヅ  治  マ  冒  崎  ノ     君     を  れ  二  る   ┐ 無  生  れ     
  又  皆  ヘ  高  校   ` 擧  シ  大   ゜ ノ  ル  カ  ノ  名     追     試  て  郎   ゜ /  し  の  は     
   `  ` 導  等  ヘ  更  グ   ` 學  東  初   ゜ ス  人  ハ     遠     み  ゐ  君   ┓└   に  追   `    
  帝  悦  ノ  師  授  ニ   ゜ 理  ト  京  年      ゜  ゜ 松     記     た  る  追  杉  で  書  遠  母     
  國  服  方  範   ` 東  轉  學  改  開   `    安  本  二            ゜ の  遠  浦  示  か  碑  校     
  博  ス   ` 學  及  京  ジ  士  稱  成  大     政  姓  郎              で  碑  重  し  れ  の  の     
  物   ゜ 宜  校  ビ  山  テ  ト  ニ  學  阪     二  ハ   ゜              ` 文  剛  た  て  碑  前     
  館     ヲ  ヘ  農  林  東  爲  及  校  ニ     年  小  芳              そ └   全   ゜ ゐ  文  庭     
  ノ     得  諭  科  學  京  ル  ブ  ニ  來     五  澤  菲              れ  に  集  文  る  で  に     
  嘱     テ   ` 大  校  師   ゜  ゜ 入  學     月  氏  山              に  は  第  章  が  あ  建     
  ヲ      ` 及  學  助  範  東  君  リ   ゜    ヲ   ゜ 人              從   ` 五  は   ` る  つ     
  受     到  ビ  助  ヘ  學  京  ハ   ` 後     以  出  ト              ひ  返  巻  杉  碑   ゜  `    
  ケ     ル  ヘ  ヘ   ` 校  大  地  後  ニ     テ  デ  號               ` り ┗   浦  文  文  西     
   `    處  授  授  東  ヘ  學  質  年  東     長  テ  ス              讀  點  の  重  の  章  松     
                              `              ゜                                     

        杉     叙  シ  ト  リ     レ  ヲ  ニ  テ  其  表  シ     到  二  君  ラ  學     テ  助     金  
        浦     シ  ク  相   `     ` 以  言  絶  ノ  ニ  カ     ル  豎  ハ  ザ  校     ノ  ケ     石  
  意     重  明  テ  辭  ヒ  碑  今  豈  テ  辭  倫  劇  出  シ  君  ハ  ノ  驥  ル  長  已  後   ` 官  ノ  
  味     剛  治  云  ス  識  ヲ   `  ` ス  ニ  ト  評  ヅ  テ  老   ` 犯  足  ナ  ト  ニ   ` 斡  ノ  事  
  は     撰  ツ  フ  ベ  ル  建  茲  測  レ  溢  爲  ニ   ゜ 諧  練  眞  ス  ヲ  シ  爲  シ  舊  旋  餘  ヲ  
   `    ブ  チ   ゜ カ  コ  ツ  ニ  ル  バ  ル  ス  シ  最  謔  眞  ニ  所  展   ゜ シ  テ  友  頗  リ  掌  
  次        ノ     ラ  ト   ゜  ` ベ   `  ゜  ゜ ク  モ  諷  摯  惜  ト  ズ  其   ` 三  ノ  ル   ` 理  
  の        ト     ズ  ノ  文  松  キ  則  モ  シ   ゜ 狂  刺  ニ  シ  爲  ル  ノ  勵  重  業  勉  君  ス  
  や         `     ゜ 久  ハ  阪  ヤ  チ  シ  カ  則  歌   ` シ  ム  シ  ノ  風  精  縣  務  ム  ハ   ゜ 
  う        ト     ヨ  シ  余  ノ   ゜  `  ` シ  ハ  狂  コ  テ  ベ   ` 日  ヲ  ニ  技  ヲ   ゜ 私     
  に        リ     ツ  キ  ニ  士     造  之  テ  チ  句  ト   ` キ  終   ` 聞  服  師  助  一  立     
  な        ノ     テ  ニ  嘱  人     詣  ヲ  憂   ` ヲ  ゴ  膽  ヤ  ニ  至  ク  務  三  ケ  旦  學     
  る        晩     君  シ  ス   `    ス  假  世  人  善  ト  識   ゜ 起  ラ  者  シ  重   `  ` 校     
   ゜       春     ノ  テ   ゜ 追     ル  ス  ノ  ハ  ク  ク   `    キ  ン  ハ   ` 縣  年  官  ノ     
            `    小   ` 余  慕     所  ル  情   ` ス  人  有     ザ  ト  心  誘  立  ヲ  ヲ  事     
           友     傳  ヨ  ハ  ノ      ` ニ  ハ  稱  ル  ノ  リ     ル  シ  服  掖  工  有  罷  業     
           人     ヲ  ロ  君  餘     其  年  常  シ  ハ  意   ゜    ニ  テ  ス  到  業  ス  メ  ヲ     
                                             `              `  ゜        ゜          

  を  舊  の  變  私     で  教  く  や  授  京  と  に  理  變  た  に     生  家  長  い              
  過  く  ヘ  熱  立      ` へ   ` ヘ  と  農  な  な  學  は  が  東     ま  を  崎  ふ              
  ご  か  員  心  學  西  礦  に  ど  授  な  林  り  つ  士  つ   ` 京  明  れ  嗣  の  別  西     西     
  し  ら  や  な  校  君  物  從  こ  も  つ  學   ` た  の  た  後  へ  治  た  い  人  名  君     君     
  た  の  博  や  の  は  學  つ  の  兼  た  校  更   ゜ 稱   ゜ に  移  の   ゜ だ  で  を  の     を     
   ゜ 友  物  り  仕  ヘ  の  た  學  任   ゜ ヘ  に  ま  號  西  そ  り  初      ゜  ` 使  名     遠     
     人  館  か  事  員  仕   ゜ 校  し  ま  授  は  た  を  君  れ   ` め     安  小  つ  は     く     
     の  の  た  を  や  事  ま  の  た  た   ` 東   ` 得  は  は  東  に     政  澤  て  松     へ     
     仕  仕  で  助  博  も  た  生   ゜  ` そ  京  東  て  地   ` 京  大     二  家  ゐ  二     送     
     事  事  あ  け  物  し  帝  徒  そ  高  し  山  京   ` 質  東  開  阪     年  に  た  郎     る     
     を  を  つ  て  館  た  國  も  の  等  て  林  師  東  學  京  成  へ     の  生   ゜ で     紀     
     助  辭  た   ` の   ゜ 博   ` 教  師  農  學  範  京  を  大  學  出     五  ま  肥   `    念     
     け  め   ゜ そ  仕     物  皆  へ  範  科  校  學  大  專  學  校  て     月  れ  前  芳     の     
     て  て  國  れ  事     館   ` か  學  大  助  校  學  門  と  に  學     に  た  の  菲     石     
     何  か  立  も  の     の  喜  た  校  學  ヘ  の  助  に  名  這  び     長  が  國  山     ぶ     
     年  ら  學   ` 傍     依  ん  は  ヘ  助   ` ヘ  ヘ  學  前  入   `    崎   ` は  人     み     
     か  は  校  大  ら     頼  で  巧  諭  ヘ  東  員  授  び  が  つ  後     で  西   ` と           
         `        `                             `                                  

     の  な  た  な  思     來  る  年  が  て  從  人  り  ふ  面  眞     の  に  に  か  の  心  縣     
     や  の   ゜ つ  ひ     な  奥  も  言  ゐ  つ  の  方  の  白  面     は  な  發  ら  で  で  立     
  明  う  で  私  た  起  こ  い  深  長  葉  る  て  芝  で  が  可  目  西   ` り  揮  尊   `  ` 工  そ  
  治  な   ` と  の  こ  の  も  さ  生  に   ゜  ` 居  あ   ` 笑  で  君  本   ` 出  敬  そ  指  業  し  
  四  簡  斷  西  で  し  た  の  は  き  満  そ  外  批  る  聞  し   ` は  當  遂  來  し  の  導  學  て  
  十  單  る  君   ` て  び  で   ` を  ち  の  に  評   ゜ く  く  度   ` に  に  る  た  仕  は  校   ` 
  二  な  理  と  そ  紀  は  あ  と  し  て  上  並  と  狂  人  話  胸  經  惜   ` 日   ゜ 事  あ  長  三  
  年  傳  由  は  の  念   ` ら  て  て  ゐ   ` ぶ  同  歌  の  し  も  驗  し  立  が  そ  ぶ  ら  と  重  
   ` 記  が   ` 文  の  松  う  も  ゐ  る  世  人  じ  や  予  た  知  が  い  ち  來  の  り  ゆ  な  縣  
  己  を  な  永  章  碑  阪   ゜ 想  た   ゜ の  が  く  狂  想  り  識  深  こ  上  た  優  を  る  つ  技  
  酉  記  い  い  を  を  の     像  ら  假  中  ゐ  ら  句  だ   ` も  く  と  が  と  れ  知  所  て  師  
 ┌┐ し   ゜ 間  私  建  人     す   ` に  を  な  ひ  の  に  當  あ   ` で  れ  思  た  つ  に  か  と  
  つ  て  そ  の  に  て  達     る  そ   ` 憂  い  上  巧  出  て  り  腕  あ  な  ふ  能  た  及  ら  し  
  ち  み  こ  識  依  る  が     こ  の  こ  ふ  と  手  さ  來  擦   ` が  る  く  や  力  人  ん  も  て  
  の  た  で  り  頼  こ  西     と  到  の  る  言  で  は  な  り  し  立   ゜ な   ` を  は  で  仕   ` 
  と   ゜  ` 合  さ  と  君     が  達  先  氣  は  あ   ` い  を  か  ち     つ  病  存   ` ゐ  事  三  
   `    こ  ひ  れ  に  を     出  す  何  持  れ  る  當  や  言  も   `    た  氣  分  心  た  熱  重  
                                          ゜           `                            

  や  ぐ  校  西  は  大  大  農  學  後  兼  の  ヘ  農  範  年  な  を  郎  高  つ  京  の        剛  と  
  肩  る  で  松  高  學  學  林  校  に  任  學  へ  學  學  か  り  卒  は  校  た  大  が        が  り  
  書  し  教  二  等  の  と  學  は   ` し  藝  た  校  校   `  ` 業   ` 八  こ  學  目  追     書 └┘ 
  き  く  へ  郎  教  地  な  校   ` 高  た  委  や   ` へ  翌  翌  し  明  十  と  に  的  遠     い  の  
  の  變   ` は  育  質  り  と  東  等  や  員  う  さ  移  年  年   ` 治  年  を  學  で  文     た  年  
  變  は  さ   ` の  學   ` な  京  師  う  は  で  ら  り  の   ` そ  十  史  強  び  あ  は        の  
  遷  つ  ら  掛  教  の  西  り  山  範  で   ` あ  に   ` 明  助  の  三 ┗   調   ` る   `       晩  
  は  た  に  け  授  助  松   ` 林  學  あ  當  る  は  ほ  治  ヘ  年  年  な  し  東  た  故        春  
  複  の  は  持  た  ヘ  二  さ  學  校  る  初   ゜ 山  ぼ  十  授  の  七  ど  て  京  め  人        に  
  雜  で   ` ち  る  授  郎  ら  校  と   ゜ か  ま  林  同  五  に  十  月  に  ゐ  大  に  の        友  
  で  西  學  で  人  と  は  に  と  な  東  ら  た  學  時  年  な  月  十  よ  る  學   ` 名        人  
  あ  松  校  い  材  な  今  帝  合  り  京  か   ` 校  期  に  つ  に  日  る   ゜ の  西  譽        で  
  る  二  制  く  が  つ  度  國  併   ` 師  な  帝  で  か  は  た  准   ` と   ┓ 助  松  を        あ  
  が  郎  度  つ  不  た  は  大  し  駒  範  り  國  も  ら   ` が  助  東   ` 松  ヘ  二  紀        る  
   ` の  が  も  足   ゜  ` 學  て  場  學  後  博  兼  駒  東   ` ヘ  京  西  阪  授  郎  念        杉  
  そ  所  め  の  し  往  農  農  東  の  校  ま  物  任  場  京  そ  授  大  松  工  で  が  す        浦  
  れ  屬  ま  學   ` 時  科  科  京  農  は  で  館  で  の  師  の  と  學  二  業  あ  東  る        重  
                                    `                                              

                    か  し  ふ  同  な     意  代  が   ┐ 殘  つ  よ     が  校  ゐ  ら  の     を  
                     ` た  る  じ  い     味  支  二  豎  念  て  い     變   ` る   ` 學     こ  
                    予  ら  氣  く  し  西  す  那  人 ┌┐ が   ` よ  三  は  あ  が  私  藝  ま  こ  
                    想   ` 持  ら   ` 松  る  の  の  シ  つ  何  存  重  つ  る   ` 立  委  た  で  
                    も  そ  が  ひ  そ  二   ゜ 故  童  ュ  て  年  分  工  て  い  こ  學  員   ` は  
                    つ  の  溢  優  の  郎     事  と └┘ ゐ  も  に  業  か  は  れ  校  と  官  簡  
                    か  奥  れ  れ  狂  の     に  な └   る  た  力  學  ら  後  は  の  い  立  潔  
                    な  深  て  て  歌  諧     よ  り  は   ゜ た  を  校  の  に  杉  事  ふ  學  に  
                    い  さ  ゐ  ゐ  狂  謔     り  夢   ` な  ず  揮  の  こ  日  浦  業  官  校  紹  
                    と  は  た  た  句  諷      ` に  童  ほ  に  へ  校  と  本  重  を  業  の  介  
                    譽  ど  の  し  は  刺      ┐ 現  の   ` 病  る  長  を  尋  剛  助  の  ヘ  し  
                    め  こ  で   `  ` は     二  れ  こ   ┐ で  と  に  指  常  の  け  仕  員  て  
                    て  ま   ` 世  芝  並     豎  る  と  二  死  い  な  し  中  東  た  事  や  ゐ  
                    ゐ  で  長  の  居  ぶ    └   と  で  豎  ん  ふ  つ  て  學  京  と  を   ` る  
                    る  行  生  中  批  者     で  い   `└   だ  時  て  ゐ  校  英  書  し  博   ゜ 
                     ゜ つ  き  を  評  が     病  ふ  病  の  事  に   ` よ  と  語  い  な  物     
                       た  を  憂  と  ゐ     を  古  魔     を  な  い  う  名  學  て  が  館     
                                                               ゜                   

養泉寺住職水野良英による碑文

  出  字  □   ┐ た           明     /  交  傳  侶  第  山  所  大  表  焉  畫  芳                 
  來  ほ  □  /   `          治     之  久  不  道  一  /  以  有  恰  爲  皆  菲           一     
  な  ど  年 └   建  右        四     意  矣  朽  舊  囘  人  贈  省  如  人  /  山           喝     
  か  あ └   で  碑  は        十        是  善  之  至  好  一  悟  大  寡  無  人           院     
  つ  る  の  示  の   ┓       □     喝  以  哉  有  第  山  喝  非  師  言  不  深           廓     
  た  や   ┐ し  經  西        □        謁  事  志  /  人  院  所  於  沈  因  慕           然     
   ゜ う  十  た  緯  君        年        山  也  等  六  之  廓  謂  梁  /  于  達           芳     
  試  だ └    ゜ で  追        二        人  予  謀  囘  逝  然  愛  武  黙  大  磨           菲     
  み  が  と  最  あ  遠        月        奇  與  而  卒  也  之  摸  也  偶  師  大           居     
  に   `  ┐ 終  る  碑        十        行  山  /  業  憂  諡  龍  山  發  者  師           士     
  讀  苔  年  行   ゜┗      龍  六        表  人  卜  之  其  也  而  /  一  且  其                 
  み  が └   の  碑  の     松  日        同  及  地  士  湮  六  怪  人  語  相  家     二  明        
  下  あ  の   ┐ 文  裏     山           氣  松  于  及  滅  山  眞  有  則  貌  什     月  治        
  し  り  間  明  の  に     僧           同  /  茲  山  與  松  龍  間  出  理  器     十  四        
  を   ` は  治  行  彫     良           聲  井  建  人  自  井  /  則  于  想  居     六  十        
  し  判  二  四  末  ら     英           應  氏  碑  之  工  氏  徒  參  人  亦  室     日  二        
  て  讀  文  十  は  れ     識           求  道  以  班  校  與  是  禪  意  類  書     逝  年        
                                                                                   

     僧  明     ヲ  是  也  建  有  卒  ヲ  シ  所  徒  龍  則  ニ  チ  黙  想  師  其     ジ        み  
      ` 治     表  レ   ゜ テ  志  業  憂   ` 以  ニ  ヲ  チ  於   ` シ  モ  ニ  ノ    └         た  
     良  四     ハ  以  予   ` 等  之  ヒ  山  ナ  非  摸  參  ケ  人  テ  亦  因  家  芳   `  ┐     ゜ 
     英  十     シ  テ  ハ  以  ト  士   ` 人  リ  ズ  ス  禪  ル  ノ   ` タ  ラ  ノ  菲  明  イ        
     ガ  □     求  山  山  テ  謀   ` 工  ノ   ゜  ゜ ル  シ  ガ  意  偶   ` ザ  什  山  治  ッ        
     識  □     メ  人  人   ` リ  及  校  逝  六  是  ヲ  テ  如  表  マ  類  ル  器  人  四  カ        
     ス  年     ノ  ノ  オ  不  テ  ビ  第  ク  山  レ  愛  大  シ  ニ  タ  ス  者   ` ハ  十  ツ        
        二     意  奇  ヨ  朽   `  ` 一  ヤ  松  一  シ  キ  也  出  マ   ゜ 無  居  深  二  イ        
        月     ニ  行  ビ  ノ  地  山  囘   ` 井  喝  テ  ニ   ゜ ヅ  一  人  シ  室  ク  年  ン        
        十     應  ヲ  松  善  ヲ  人  ヨ  其  氏  院   ` 省  山   ゜ 語  ト   ゜  ` 達  二  カ        
        六     フ  謁  井  ナ  茲  ノ  リ  ノ  ハ  廓  眞  悟  人  恰  ヲ  爲  且  書  磨  月  ク        
        日        シ  氏  ル  ニ  班  第  湮   ` 然  龍  有  ノ  モ  發  リ  ツ  畫  大  十  ゼ        
         `    喝   ` ト  事  卜  侶  六  滅  山  ノ  ヲ  リ  間  大  ス   `  `  ` 師  六  ン        
        龍        同  道  ヲ  シ   ` 囘  セ  人  諡  怪   ゜  ` 師  レ  寡  相  皆  ヲ  日  ホ        
        松        氣  交  傳   ` 道  ニ  ン  ト  ヲ  シ  所  有  ノ  バ  言  貌  ナ  慕   ` ウ        
        山        同  久  ヘ  碑  舊  至  コ  好  贈  ム  謂  ル  梁  則   `  `  ` ヒ  逝  ヒ        
        ノ        聲  シ  ル  ヲ  ノ  ル  ト  ク  ル  ノ   ` ヤ  武  ハ  沈  理  大   ` く  コ        
                     ゜                             `                               

  て  な  と  由   ┐ の  い   ┐ り  い  芳  し  れ  の  と  人  へ  で  な  具  ら     た  で           
   ` る  仲  で  一  で  の  龍  か  に  菲  た  は  人  が  柄  方  あ  ど  類  尊      ゜  `          
  工  と  が  あ  喝  は  で  を  た  悟  山  と  ま  の  多  は  ま  つ   `  ` 敬  芳     明  法     そ  
  業   ` 良  る  院  な  迯  撫  は  り  人  い  る  思  い  あ  で  た  達  部  し  菲     治  名     の  
  學  皆  か   ゜ 廓  か  る  で   ` を  は  ふ  で  ひ  が  ま  も   ゜ 磨  屋  て  山     四  は     意  
  校  に  つ  六  然  つ └   て  例  開  暇  傳  達  も   ` り  が  し  に  そ   ` 人     十   `    味  
  の  忘  た  山 └   た  と  み  へ  い  が  説  磨  よ  た  喋  達  か  關  の  當  は     二   ┐    は  
  第  れ  の  こ  と   ゜ い  た  話  た  あ  の  大  ら  ま  ら  磨  も  係  も  人   `    年  一      ` 
  一  ら  で  と  い  そ  つ  い  に   ゜ れ  場  師  な  に  ず  大   ` し  の  の  達     二  喝     次  
  囘  れ   ` 松  ふ  の  た  が  言  坐  ば  面  が  い  喋   ` 師  當  な   ` 家  磨     月  院     の  
  か  る  芳  井  法  や   `  ` ふ  禪   ` の  梁  こ  る  黙  そ  人  い  書  の  大     十  廓     や  
  ら  こ  菲  氏  名  う  い  本  と  に  坐  や  の  と  と  ま  つ  の  物  き  中  師     六  然     う  
  第  と  山  は  を  な  い  當  こ  取  禪  う  武  を  き  つ  く  顔  は  物  に  を     日  芳     に  
  六  を  人  芳  贈  と  加  の  ろ  り  を  で  帝  言  は  て  り  つ  無  や  あ  心     に  菲     な  
  囘  心  が  菲  つ  こ  減  龍  の  組  し  あ  に  ふ   ` ゐ  だ  き  い  繪  つ  の     逝  居     る  
  の  配  亡  山  た  ろ  な  は   ` む  て  る  面   ゜ 周  る  つ   ` ほ  畫  た  底     去  士      ゜ 
  卒  し  く  人  理  が  も  怖     や  大   ゜ 會  そ  り  こ  た  考  ど   ` 道  か     し └         
                  `                                ゜                               

  沈  こ  名  い  後  は  測  は  日  の  は  は   ┓       山     て  や  を  た  松  へ  と  土  で  業  
  黙  と  の   ゜ の   ` で   ` 付  七  れ   ` 松        の      ` 意  觀  の  井  や  い  地  來  生  
 └   で   ┐  ┐ 年  明  き  三  が  回  た  大  阪   ┓    僧  明  こ  見  て  で  六  う  ふ  を  た   ` 
  を  あ  一  一   ` 治  る  回  明  忌  と  正  工  松      ` 治  の  を  き   ` 山  と  す  選  心  芳  
  表  る  喝  喝  明  四   ゜ 忌  治  で  あ  三  業  阪     良  四  文  同  た  芳  氏  し  ば  ん  あ  菲  
  し  か └   院  治  十  三  に  で  あ  る  年  高  工     英  十  章  じ   ゜ 菲  と  た  ら  で  る  山  
   ` ら  は  廓  四  四  重  で  あ  る   ゜ 二  校  業     が  □  を  く  そ  山  も   ゜ し   ` 人  人  
   ┐  `  ` 然  十  年  工  も  る   ゜ つ  月  百  高     記  □  書  す  の  人  永  自  い  石  々  の  
  廓  芳  大  芳  五  三  業  書  か  し  ま  十  年  校     し  年  き  る  や  の  く  分  人  碑   ` 夫  
  然  菲  聲  菲  年  月  學  か  ら  か  り  六  史  八     ま  二  ま  の  う  人  同  は  物  を  な  人  
 └   山  で  居  の  な  校  れ   ` し   ` 日 ┗   十     し  月  し  で  な  並  じ  芳  の  建  ど   ` 
  は  人  一  士  可  の  の  た  碑   ` 西  に  に  年     た  十  た   ` こ  み  道  菲  こ  て  と  同  
   ` の  つ └   能  で  第  も  文  こ  松  除  は  史      ゜ 六   ゜ 求  と  外  を  山  と   ` 相  じ  
  廣   ┐ 聲  と  性   ` 六  の  そ  の  二  幕   `┗         日  以  め  で  れ  歩  人  を  芳  談  道  
  々  寡  を  い  が  明  囘  か  の  碑  郎  式  こ  お         ` 上  に   ` た  ん  と  永  菲  し  を  
  と  黙  出  ふ  大  治  卒  と  も  文  先  が  の  よ        龍  で  應  氣  行  で  も  く  山  て  歩  
  開   ` す  法  き  最  業  推  の  の  生  行  碑  び        松  す  へ  持  動  來   ` 傳  人   ` ん  
                                          `           ゜                            

  に  な  云  の  と  と     よ  六  稿  の  と  で  空      ┐ |  年  一  で        の     る  の  け  
  失  歌  々  歌  あ  あ     む  ペ  集  か  書  あ  に     辞  ジ  の  囘  あ        歌      ┐ 境  た  
  禮  な └   か  る  ら  皆 └   |   ┓  ` い  り  帰  今  世 └┘  ┓ 卒  る        が  母  本  地  さ  
 └   の  が  と  の  は  さ  と  ジ  西  書  て  ま  へ  更  は  に  三  業   ゜    い  紹  校  來   ` ま  
  と  に   ` 思  で  待  ん  し  に  理  い  ゐ  す  る  に  二   ` 重  生  芳  本  ま  介  八  空  あ  で  
  い  較  味  は   ` て  が  て  は  學  て  る   ゜ 此  云  つ     同  の  菲  來  さ  さ  十 └   る  あ  
  つ  べ  も  れ  こ  居  極      ` 士  ゐ   ゜└   の  ふ  あ     工  上  山   ` ら  れ  年  の  い  る  
  た   ` 素  る  れ  る  樂      ┐ 遺  な  も     身  言  り     會  野  人  空  に  て  史  境  は  か  
  氣   ┐ 氣   ゜ が  そ  な     絶  稿  い  う     は  の  ま     誌  誠  の  に  云  ゐ  に  地   ` ら  
  分  地  も  こ   ` へ  ら     命  芳  が  一        葉  す     第  一  辭  か  ふ  る  は  を  辭   ` 
  が  獄  無  れ  も     は     な  菲   ` つ        も  が     五  は  世  へ  言   ゜ 芳  表  世  芳  
  よ  ゆ  い  は  う     仕     る  達  芳  の        無  一     号   ` に  る  の  そ  菲  し  の  菲  
  く  き   `  ` 一     方     人  磨  菲  歌        一  つ    ┗   昭  つ  身  葉  れ  山  て  句  山  
  出  は  優   ┐ つ     な     に ┗   山  は        物  は    ┌┐ 和  い  な  も  は  人  ゐ  の  人  
  て   ` 等  今  の     し     代  の  人  ど         `       第  三  て  れ  無     の  る  中  の  
  ゐ  お  生  更  辭     地     り  八  の  ん        本        八  十   ` ば  一     辭   ゜ に  悟  
  る  先  的  に  世     獄     て  十  遺  も        来        ペ  五  第     物     世     あ  り  
            `                                                                      

                                                                                狂  
                                                                                歌  
                                                                                で  
                                                                                あ  
                                                                                る  
                                                                                 ゜ 
                                                                                   
                                                                                   
                                                                                   
                                                                                   
                                                                                   
                                                                                   
                                                                                   
                                                                                   
                                                                                   
                                                                                   
                                                                                   
                                                                                   

養泉寺住職、水野良英

  ヘ  哇     良  は  日  布  大  す  か  欲  を  或  を  從  は        養        て  百  郎  行  つ     
  化  に     英  大  海  哇  志  に  も  し  修  は  探  事  ヘ        泉        ゐ  七  著  の  い     
  せ  航  師  師  學  外  に  を  過  是  て  む  ヘ  尋  す  育  曹     寺  水     る  十   ┓ 曹  て  當  
  ん  す  の  一  林  布  訪  發  ぎ  れ  英  る  育  し  る  に  洞     住  野      ゜ 四  洞  洞  は  時  
  と  る  初  人  出  教  ひ  し  ざ  皆  佛  も  に  て  も  從  宗     職  良        ペ  上  宗   ` の  
  す  や  め  あ  身  の  宗  て  る  壼  の  の  資  三  の  事  大    └┘ 英        |  高  の  明  養  
  る  其  朝  る  者  準  ヘ  萬  の  内  語  あ  せ  藏  あ  す  學        師        ジ  僧  名  治  泉  
  に  目  比  の  六  備  を  里  み  に  學  り  ん  を  り  る  林       ┌┐       に  月  僧  二  寺  
  在  的  奈  み  百  を  米  の  若  在  を  或  と  西  或  も  卒        伊        次  旦  傳  十  の  
  り  留  泰     有  爲  洲  鯨  し  り  修  は  欲  都  は  の  業        勢        の ┗   で  六  住  
  然  り  悟     餘  す  に  濤  夫  て  む  布  し  に  更  あ  の        國        や  の  あ  年  職  
  れ  て  師     名  も  視  を  れ  壼  る  教  て  學  に  り  學        飯        う  第  る   `  ` 
  ど  在  と     の  の  察  蹴  海  内  も  に  各  ぶ  幽  或  士        高        に  百   ` 古  水  
  も  留  ゝ     中  に  し  り  外  の  の  資  種  も  邃  は  に        郡        紹  七  山  香  野  
  事  同  も     唯  至  以  同  觀  事  あ  せ  の  の  の  布  し        松        介  十  岸  書  良  
  情  朋  に     水  り  て  朋  光  を  り  ん  科  あ  玄  教  て        坂        さ  三  安  院  英  
  之  を  布     野  て  異  を  の  爲  而  と  學  り  理  に  或        町        れ   ` 次  發  に  
                                                                                   

                    僧  と  單  や        書  た     士  に  一  政  大  故     何  の  米  す  を  
                    で  い  に  松        い  だ     刮  歐  意  を  學  山     を  大  洲  る  許  
                    あ  ふ   ` 井  こ     て  し     目  山  布  執  林  に  師  以  人  に  こ  さ  
                    つ  の  松  六  の     ゐ   `    し  米  教  ら  學  解  の  て  に  向  と  ゞ  
                    た  で  阪  山  文     る   ┐    て  水  の  し  監  く  海  か  絶  つ  を  る  
                    こ  は  に  と  章      ゜ 壼     師  の  天  む  に  や  外  此  す  て  得  も  
                    と  な  あ  親  か       └      が  間  職  今  任  曹  觀  の  る  宗  ず  の  
                    が  く  つ  し  ら        は     海  に  に  や  じ  洞  光  如  も  ヘ  於  あ  
                    知   ` た  か  も         `    外  飛  從  任  老  宗  を  き  の  の  是  り  
                    れ  ひ  禪  つ  判        門     布  ぶ  ふ  滿  練  務  了  を  あ  事  乎  て  
                    る  と  宗  た  る        構     教  も  五  ち  の  局  じ  得  る  情  其  當  
                     ゜ か  寺   ` が        へ     の  の  更  て  手  は  歸  ん  に  を  計  初  
                       ど  の  水   `       に     實  あ  の  故  腕  師  り  や  あ  視  畫  の  
                       の  凡  野  西         ┐    行  ら  殘  山  を  を  て     ら  察  を  目  
                       優  庸  良  松        困     を  ん  夢  に  以  徴  旅     ず  す  一  的  
                       れ  な  英  二       └      竢  か  顧  歸  て  し  装     ん  抱  變  を  
                       た  僧  は  郎        を     つ  居  ふ  り  學  て  を     ば  負  し  達  
                              `                                                    

私設校外集會室の玄關

このページの履歴
○平成二十一年三月二十八日、辭世の歌について追記。
○平成十九年拾月二十八日、電子飛脚の宛先更新。
○平成十九年貳月十五日、「西君追遠碑」の解説を訂正して増補。
○平成十九年正月十四日、誤字訂正。
○平成十九年正月七日、掲載。
著作權者    東川吉嗣(電子飛脚のソフトが立ち上がつたら、宛先から「ひらかな」を消して下さい。)  平成十九年、乃至二十一年
CopyRight © 2007 - 2009  Higasikawa Yositugu